奄美大島の正月は家族全員が正装で床の間に正座し、厳粛な雰囲気の中での朝三献から始ります。初めにムチヌスィームン(餅の吸い物)、次にサシミ、ウヮーヌスィームン(豚の吸い物)の順番で食す。餅の吸い物には餅、椎茸、昆布、魚、卵が入る。刺身はアカマツ(ハマダイ)などの白身魚が二切れほど。豚の吸い物は塩豚の他、猪や鶏も代用されます。食事が済むと、上座についた主人が家族ひとりひとりに「今年も健康で頑張るように」と言葉をかけながら高膳の盃に酒を差し出します。飲み干すとコンブとスルメ(もしくはシイラ)の干物に絡めた干物を両手で授かり一連の儀式は終了。うやうやしくも身の引き締まる正月儀礼です。
奄美大島の正月は家族全員が正装で床の間に正座し、厳粛な雰囲気の中での朝三献から始ります。初めにムチヌスィームン(餅の吸い物)、次にサシミ、ウヮーヌスィームン(豚の吸い物)の順番で食す。餅の吸い物には餅、椎茸、昆布、魚、卵が入る。刺身はアカマツ(ハマダイ)などの白身魚が二切れほど。豚の吸い物は塩豚の他、猪や鶏も代用されます。食事が済むと、上座についた主人が家族ひとりひとりに「今年も健康で頑張るように」と言葉をかけながら高膳の盃に酒を差し出します。飲み干すとコンブとスルメ(もしくはシイラ)の干物に絡めた干物を両手で授かり一連の儀式は終了。うやうやしくも身の引き締まる正月儀礼です。